潮干狩りと言えば、砂を熊手でかいて、アサリやシジミなどの二枚貝を掘り当てイメージがありますが、葛西臨海公園での潮干狩りは一味違います。
バケツにスコップ、そして多くの人が塩を持って潮干狩りに挑んでいます。
人々の目当てはマテ貝。
鉛筆よりやや太めの細長い貝です。
マテ貝を採るには塩が必要になります。
まず、潮が引いてすぐの海水で濡れている砂浜をスコップで水平に広く掘っていきます。
数センチ掘ると、砂の面に穴があります。
この穴にマテ貝がいます。
しかし、ここを闇雲に掘り続けてもマテ貝を採ることはできません。
そこで必要になるのが塩です。
この穴の中に塩を流し込みます。
それからじっと待ってみてください。
しばらくするとマテ貝が塩に誘われてひょっこり出てきます。
そこを手でつかんで引っ張り出せばいいのです。
アスパラガスのような姿のマテ貝ですが、その体は殻に包まれているので、つかんで引っ張ってもちぎれたりすることはありません。
塩は料理に使う塩で大丈夫ですが、袋で持って来ると濡れてしまったり、マテ貝の穴に入れにくかったりするので、500mLペットボトルに入れて用意しておくのがいいでしょう。
サラサラと穴に流し込み易いです。
なお、葛西臨海公園には広い駐車場がありますが、潮干狩りのシーズン、特にゴールデンウイーク中は併設の水族館へのお客さんも多くなり大変混むため、朝早めに来るか電車の利用をおすすめします。
電車は葛西臨海公園駅が最寄りで、公園入口は駅の目の前になり、潮干狩場となる砂浜までも、園に入ってから10分程度になります。